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特注品製作

お得意様から、特注品(復元)の製作依頼をいただきました。
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家紋入り経の巻鬼
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既製品の経の巻鬼
鬼師さんの感性で、細かなところが随分違います。
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大変なのは、こちらの剣高平唐草。
枚数が少ないので、手造りで復元します。
納期もお彼岸まで、屋根葺きまで完成させないといけないとの事。
タイトなスケジュールですが、対応していただける協力業者様には感謝、感謝です。
柔軟に対応できるのが、「いぶし瓦」の良さ!
産地内でタッグを組んで頑張っていますので、お気軽にお問合せ下さいね。
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源八いらか 製造工程

今回は、本葺き一体瓦『源八いらか』の製造工程のご紹介です。
真空土錬機
まずは、淡路島産100%の粘土を真空土錬機に投入し、瓦の形状の金型
から押し出し、大まかな寸法にカットし、                                 源八プレス機1
プレス機でプレスします。
乾燥台車
プレス後、平乾燥台車でじっくり乾燥します。
コンテナ台車2
乾燥後は「ハケ土」(クレー粘土)を塗布し、窯に積み込むためのコンテナに
白地を積込みます。
コンテナ台車(焼成品)
生ガス(ブタンガス)を途中で入れて約21時間焼成すると、
ご覧のような「いぶし銀」に輝くいぶし瓦が出来上がります。
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窯から出し、ススを掃って梱包して全工程の終了です。
日々愛情込めて製造していますので、ご注文お待ちしております。

深切判 金型改良

ちょっと前に深切判のクレームがあり、金型を改良しました。
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今日、模擬屋根で実際に葺いてみたのですが、結果は良好で一安心。
瓦は自然素材の粘土100%で製造しますので、同じ金型を使っても、
その時の粘土、温度などの諸条件で違う場合があります。
焼き上がり後の製品チェックが、改めて重要だと痛感しました。

模擬屋根作成

今日は、製品をチェックしている「模擬屋根」を新調しました。
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今まで使っていた物は小さかったので、大きくしてより多くの瓦を
並べられる物にしました。
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ルーフィングを貼り、桟木も打ってバッチリです。
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これで、より一層製品チェックを厳密にし、安定した商品をお客さまに
お届けできるよう製造部一丸となり頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します。

素丸、5寸丸バージョンアップ!

この度弊社では、(社)全日本瓦工事業連盟が推奨するガイドライン工法に適合
するべく5寸素丸、5寸紐丸を改良しました。
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従来の2ツ穴に加え、ビス留め用の1ッ穴をラインナップに加えました。
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これにより作業性が大幅にアップすると思いますので、ご注文お待ちしています。