fc2ブログ

瓦の表示

今日は、弊社の瓦に刻印してあるマークの意味を、三原工場製品を例に御説明します。

瓦表示

まず、左上の「昭マーク」
これは製造業者の略号で、この瓦が昭和窯業の製品であることを示しています。

次に真ん中あたりに刻印されている「0430」の数字
これは製造年月日の略号で、この瓦が平成 20年 4月 30日に製造されたことを示しています。

右上にあるのは「JISマーク」
これは説明の必要は無いでしょう。日本工業規格のマークですね。

その「JISマーク」の下にある「TC」の刻印
これは、登録認証期間の略号で、三原工場が(財)建材試験センターから日本工業規格適合性の認証を受けたことを示しています。

そして縦方向に「MA2」の刻印
まず”M”は三原工場を示しています。ちなみに新島工場製品には”N”の刻印が打たれています。
”A2”は工場内で金型を管理する為に表示している記号です。

これでお分かりになったでしょうか。
スポンサーサイト



曇り男は?

昨日は久しぶりに、ここでファンタジア施工のお手伝い。

貝塚②

猛暑の中での作業を覚悟していたのですが、普段の行いが良いのか?
それともメンバーの中に「曇り男」がいるのか?
連日の猛暑が嘘のような曇り空です。

少し小雨が降る事もありましたが、ルーフィング張り~桟木打ちまでスムーズに済ませ、後は瓦揚げをして本日の作業終了というところで、メンバーの一人が別の仕事の為に現場を去ると、思い出したように真夏の日差しが復活。
瓦揚げを終えた時には、残ったメンバーはバテバテでした。

もしかして、あの人が「曇り男」だったのか?


クレーム

緊急事態発生!お客さまからクレームの連絡が入りました。

クレーム①

右袖の口が開く(隙間ができる)と連絡が入ったので見に行くと。。。
これはひどすぎます。

何故こうなったのか?
瓦一枚の行儀を見ると特に悪くもないし…
こちらは葺き替えの現場なので、野地が悪いのか…
とにかく早急に原因を発見して、改善しなければなりません。


夏季休暇のお知らせ

平素は格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。
さて、このたび誠に勝手ながら下記の通り休日を取らせて頂きます。
何かとご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い申し上げます。

平成 20年 8月 13日(水)から
平成 20年 8月 17日(日)まで

船舶輸送

弊社の瓦の輸送方法は、ほとんどがトラック輸送ですが、時にはこんな方法も使います。

船積み

『船舶輸送』です。

何かとスピードを要求される時代。
一時は下火ムードの船舶輸送でしたが、ここにきて燃料の高騰、Co2削減問題などの追い風が吹き、今また見直されています。
ちなみに、この大型船を使うと、トレーラー約10台分の瓦を一度に運ぶ事が出来、それによって削減されるCo2の量は計り知れません。
う~ん。地球に優しいですね。


津久見花火大会

20日の日曜日は「第58回 つくみ港まつり」 納涼花火大会」が開催されました。
この花火大会は、九州でも最大級の特大花火が打上げられるとあって、県内はもとより県外からも大勢の人が見物に訪れます。

私も「綺麗な花火の写真を撮ってこよう」と思い、出掛けたのですが…

花火①

花火②

う~ん。。。いまいち。
花火撮影は難しいです。

大分営業所でした。

ここは?

さて、ここは何処でしょう?

宮崎県庁①

ある方のおかげで一躍有名になった場所ですから、皆さんおわかりですよね。
玄関で迎えてくださったのは、この方。

宮崎県庁②

『東国原 宮崎県知事』ということで、ここは宮崎県庁でした。

この日も平日だというのに、観光客が多く訪れており、お役所の雰囲気がまったくありません。
残念ながら、知事は東京に出張で不在でしたが、もしいたならお願いしたかったです。

「ガソリン価格の高騰をどげんかしてください!」

以上、宮崎営業所でした。

続・8寸のし

先日『8寸のし』を御紹介したところ、
「何故、長さの違う『のし』を作るのか?」
と御質問を受けました。

その理由は、御質問の中にあった使い方の違い、使用場所の違いではなく、使用する『地瓦』の大きさによって使い分ける為です。

のし②

適当な写真が無かったのですが…
『地瓦』の働き幅と同じ長さの『のし』を使うことで、ピッチが揃い、見た目に落ち着きのある葺き上がりになります。
この建物は53判の『地瓦』を使用しているので、8寸8分の『のし』を使っていますが、もし短い8寸の『のし』を使ったらどうなるでしょう?
平部分と、棟部分のピッチが不揃いになって、バランスの悪い仕上がりになってしまいますね。


棟涼取付け

それでは予告通り『棟涼』の取り付け方法を御説明します。

先ず、野地板に換気孔を開けます。(写真を撮り忘れましたが、同梱されている型紙を合わせるだけで、寸法出しが出来ます)

棟涼①

次に、ルーフィングの防水補強と防虫対策の為、スーパーブチルシートを貼り付けます。

棟涼②

最後に本体をビスで取り付けて終わりです。

棟涼③

あっという間に終了です。
私もこの日、初めて取り付け作業をしたのですが、間違いやすい箇所には全て表示がされているので、簡単に施工できました。

これはお勧めです。

棟涼

弊社が取り扱う副資材の中で、只今一押しの商品『棟涼』

棟涼カタログ

この『棟涼』は、小屋裏の熱気や湿気を排出させる為の部材ですが、特徴は”野地”に取り付ける事です。
従来からあった棟換気部材では、片流れ屋根、方形屋根では取付が難しかったのですが、『棟涼』では、取り付ける屋根、また瓦を選びません。
そして何よりも、その取付が簡単なこと。
取り付け方法は、次回ご紹介します。あまりの簡単さに驚きますよ。

8寸のし

弊社の製品ラインナップに、新しく『8寸のし』が加わりました。

8寸のし

もちろん短い方です。
行儀の方はというと、兄貴分の『53判のし(8寸8分)』ゆずりで、しゃきっと真っ直ぐ。

サンプルご希望の方は、営業担当者までお申し出くださいませ。

クルスの海

昨日は営業の空き時間に、宮崎県日向市の『クルスの海』を訪ねてみました。

クルス①


この『クルスの海』は、展望台から見える岩の形状が『叶う』という文字に見えることから、ここに訪れると願いが叶うという不思議な言い伝えがあるそうです。

クルス②


『願いが叶うクルスの鐘』を鳴らしてお願いした事は・・・

クルス③


もちろん「瓦が売れますように」です。

瓦到着!

大分営業所です。

淡路島の工場から”瓦”が到着、『マルショウ運輸』様の登場です。

マルショウ①


こちらのマルショウ運輸様は、保有する大型トラック、トレーラーの殆どにエアーサスペンション車を導入して、瓦の破損に細心の注意を払ってくださっています。
当然、今日も無傷の状態で到着。
運転手さんご苦労様です。

臼杵祇園祭り

おはようございます。大分営業所です。

ここ臼杵市では、昨日から『臼杵祇園祭り』が始まりました。
13日の渡御(おわたり)から、19日の還御(おかえり)まで一週間続くお祭りです。

それでは昨日の渡御(おわたり)の様子をほんの少し。。。

祇園祭り①


祇園祭り②


祇園祭り③


臼杵の熱い一週間が始まりました。

300,000km

昨日、一日の仕事が終わって愛車(営業車)のオドメーターを見ると。。。

ジャスト”300,000km”

30万キロ


淡路瓦の情報伝達者(車)として、雪の東京、台風の九州。
日本中を走り回っての30万キロです。
淡路島で瓦が造り続けられる限り、この車も走り続けます。
次の目標は、もちろん”400,000km”です。

アイドリングストップ

最近、それもごく最近ですが”アイドリングストップ”をするように心掛けています。

アイドリングストップ


Co2削減という理由もありますが、やはり車の燃費。。。
5秒以上車を停止させるなら、アイドリングストップさせる方が燃費が向上するとデーターもあるそうです。
信号待ちのたびに、エンジンを停止させるのは面倒な事ですが、これも積み重ね。
どれだけ燃費が向上するか楽しみです。

淡路瓦設計・施工ガイドブック

設計ガイドブック

これは弊社が所属する『淡路瓦工業組合』で作成された、設計士様向けの『設計・施工ガイドブック』です。
このガイドブックは、組合員の中から選ばれた委員の方の苦労によって完成することが出来ました。

ご興味のある方は御一報くださいませ。
お届けさせて頂きます。

瓦型

瓦型の周囲には『ハギ』と呼ばれる鉄板が、ビス止めされています。

ハギ

ハギ

これは、瓦型の上型と下型が噛み込む際、瓦型本体が磨耗しないように取り付けられています。
したがって何万枚かプレスすると、この『ハギ』が磨耗して、そこからバリが出るようになってきます。
そうなったら『ハギ』の交換。

ですが…
この『ハギ』を交換するだけで、プレス時のエアーの抜けが変わって、瓦の行儀に影響を与えることもあります。
簡単そうで難しい。。。瓦造りは奥が深いですね。

第7回サーベイランス

先週、3、4日と『第7回サーベイランス』の審査を受けました。

ISO認定書

『サーベイランス』とは、簡単にいうと『ISO-9001』の継続審査です。
ISO-9001の規格要求事項及び、その他の決め事が実施され『品質マネジメントシステム』が確実に運用されているかを審査されます。
この審査で不適合が無ければ、引き続いて『ISO-9001』の認証を受けることが出来ます。

ここであらためて『ISO-9001』について考えてみましょう。
『ISO-9001』とは何でしょう?

それはズバリ『顧客満足』を高める為の『仕事の仕組み』を定めた規格です。
文書を管理する手順が定められているか。
記録を管理する手順が定められているか。
不適合の再発防止の手順が定められいるか。
不適合を未然に防ぐ予防処置の手順が定められているか。
その他…
『ISO-9001』を認証取得しているという事は、上記の仕組みが国際規格に適合しているといえます。

弊社では2001年6月1日に認証取得を受けてから、今回で7年を迎える事が出来ました。

限度見本

工場には、製品外観検査の判定基準として『限度見本』を設置してあります。

限度見本①

合格か不合格か『限度見本』と見比べると、一目瞭然で合否の判定を下す事が出来ます。
これを設置する事で、作業者ごとの選別のバラつきも無くなり、製品の信用も高まりました。

また、この『限度見本』は、1年に1回見直しを行い、判定基準が今の市場の要求に適合しているかを再評価しております。

限度見本②

製造マンのひとりごと

『口金(くちがね)』

口金

このパーツは、土練機の先端に取り付けられている部品です。

土練機

この『口金』が付いているので、瓦の形状をした『荒地』が土練機から出てくる訳ですが、この『口金』が瓦を造る上で重要な役目をします。
この『口金』の厚みが、ほんの少し(それは1mmにも満たない数値です)変わるだけで、瓦の行儀(ネジレ)が変わったり、乾燥キレが発生したりと製造マンにとって、その取り扱いに最も気を使う代物です。

もし、「瓦を造るのに、一番大事なパーツは?」と尋ねられたら、
私なら間違いなく『口金』と答えるでしょう。

ファンタジアの防災機能

ファンタジアの防災機能
7寸丸+巴

7寸丸+巴

半瓦+地瓦

半瓦+地瓦

袖+半瓦

半瓦+袖

ご覧のように、地瓦をはじめ全ての役物に、防災機能(ロック機能)を装備しています。
これは数ある洋瓦の中でもファンタジアだけ?
これでどんな強い風からも、大事な家を守ることが出来ます。

使用前、使用後

『使用前』

金型(新)

これは「万十瓦」の新品の金型で、まだ使っていませんから表面がザラザラしています。

これが・・・

金型(旧)

これは『使用後』
表面がツルツルになって、鏡の様に光っています。(写真では分かり難いかな?)
瓦は約40~60トンの圧力で成型するので、あっという間にこの状態です。