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太陽光発電所 24.480kW

野立て24.480kWの太陽光発電所が完成しました。



野立ての発電所ですが用地が畑であった為、地目変更からのスタートでした。
12月中旬から書類の作成と申請をし、3月末という短期間での完成です
パネルをヨーロッパ調に縦置きで設置してみました。

モジュール:REC255PE×96枚=24.480kW
パワコン:田淵電機9.9kW×2台
架台:20°

影の影響が全く無いベストポジション
どれだけ発電するか楽しみです。

屋根だけでなく、地面設置の太陽光発電も昭和窯業にお任せ下さい。
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パネル(モジュール)選び

皆さんがパネル(モジュール)を選ぶ際に、どういった点を重視して選ばれていますか?
・メーカー(ブランド)
・業者の勧め
・知人の勧め
・価格
その他いろいろあると思いますが、今日は弊社が重視している点をご説明します。

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これは弊社が取扱いしている『REC』のデーターシートです。
この中で・・・
①電気特性データ 
カタログの公称値は『STC』といわれる標準試験状態で測定された値になります。
ですが、この状態というのが日本の気象条件の下では現実的でない条件なのです。
ですから『NOCT』条件で測定された値、現実的な値を見てパネルの性能を判断しています。
②温度係数 PMPP
これはセル温度が1°上がるにつれ、何%出力が上がるかという数値です。
でもマイナス値になっていますから、温度が上がるにつれて出力は落ちます。
ですから、マイナス値の小さいパネルの方が、暑い時期の出力ダウンが少ないと判断しています。
③ジャンクションボックス
『REC』のを見ると、IP67となっています。
これは『電気機械器具の外郭による保護等級』といい、数値が大きいほど対粉塵、対水に強いようです。
詳しくはリンク先をご覧下さい。
④その他
あと価格、メーカーの経営状態、製造ラインがオートメーションであるか等々・・・

割とメーカーのイメージや、業者の「これがよく発電しますよ!」で決められた人が多いのでは?と思います。
設置したら20年以上のお付き合いになるパネルです。
選ぶ際には、データーシートと睨めっこする時間も必要ではないでしょうか?


PV EXPO2014

先週行って来た『PV EXPO2014』の様子です。

石原

会場で目立ったのがこの架台。

石原 013

東西向きに設置する架台です。
設置したイメージ。

images.jpg

太陽光パネルは南向きに設置するのが一番効率よく発電するのですが、この架台はあえて東西に向けて設置します。
何故こういう設置をするのかというと・・・

南向きに設置する場合、後ろのパネルに影が掛からないように、後ろの架台を適当な間隔を空けて設置しなければなりません。
この架台間のスペースが無駄?という訳でこの架台が誕生しました。

例えば、南向き20°の架台で30kWの設備が設置できる屋根があるとします。
そこに東西設置の架台を使うと約1.6倍の48kWの設備を設置する事ができます。
東西向きの発電は、南向きの85%と言われていますから、48kW×85%=40.8kWという結果になり、南向きに設置するよりも多く発電させる事ができます。
スペースを効率よく利用する方法と言えます。
この方法は、日本ではまだまだ珍しいですが、ヨーロッパでは一般的な方法でこれから日本でも普及して来るでしょう。

御興味のある方はお問合せ下さい。




秘密のセミナー

先週、秘密の場所で開催されたセミナーに参加して来ました。
そのセミナーのタイトルとは・・・ズバリ!

『本当に発電する発電所の作り方』



セミナーの中では、機器選択にあたって注意すべき点、他社との差別化のポイント等々を聞かせていただきました。

結論として・・・
今は、設備の『W当りの単価』が重視されがちな市場になっていますが、これからは『20年間壊れずしっかり発電する設備』が重視されてくるのでは?というのが感想です。
いくら設備価格が安くても、故障が多い、発電量が少ないといった設備では投資効果が期待できません。

4月以降、電力会社の買取り価格が下がるでしょう。
そういう条件の中でも、お客さまの利回りを上げる事が出来る発電設備。
これからはパネル、パワコンはもちろんの事、ケーブル、コネクタ、架台にこだわった『本当に発電する発電所』こそが求められてくるでしょう。

という訳で、次の日は『PV EXPO2014』の見学に行って来ました。
その様子は後日報告いたします。